風鈴は古い塔堂伽藍の軒裏の隅々に吊るされていた風鐸が起源ともいわれています。 鈴の呼び名はその鈴の音色の清(すず)しさから生まれました。その清らかな音色には、心を鎮め、魔を払う呪力があると信じられ、弥生時代の出土品で使途の明らかでない銅鐸も祭具として使われた鐘の一種であると知られています。 山形らしい今日の時代に合う、デザイン性の高い風鈴の開発が鋳心ノ工房によってスタートしたのは1990年。日本の美を代表する折り紙をモティーフに始められ、10種類のシンプルなデザインが黒色で展開されました。 その後1995年から青、緑、茶、黄、黒の5色で彩色シリーズがスタート。現在は吊り型スタイルのほか、テーブル置きスタイルも展開しています。 今回紹介します吊り風鈴は、室内用の置型風鈴です。部屋の中のエアコン、扇風機の風で音色を楽しんで下さい。トレーに大切な小物を入れることもできます。また玄関先に置き、トレーに鍵を入れて、カギの出し入れで短冊に手が触れ、風鈴が鳴る。そんな楽しみ方もあります。
Wind bells are traditional Japanese products which are said to have been devised in the Muromachi Period, almost 660 years ago, and since then, they have been a standard feature of Summer to the Japanese.
In Summer time, Japanese people hang a wind bell, with a small rectangular piece of paper, so called “Tanzaku” ,under the eaves of houses or the ceiling of rooms so that a wind bell rings slightly when it catches the breeze, thus giving them a mental feeling of coolness.